プロペシアとザガーロをどちらを使うべきか? 初心者はまずプロペシアを!

プロペシアとは

プロペシアとは、有効成分は「フィンステリド」で、男性型脱毛症の原因となるジヒドロテストロン生成を抑制する内服薬です。
男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼと結合してジヒドロテストロンになりますが、この結合を阻害することで生成を抑えます。

ザガーロとは

ザガーロは、有効成分は「デュタステリド」で、プロペシアと同じ薬理で薄毛を改善します。
違うのは、ジヒドロテストロンの生成抑制がより強力に働くというものです。
5αリダクターゼには1型と2型がありますが、プロペシアが2型との結合しか阻害できないのに対して、ザガーロは1型と2型両方との結合を阻害します。

どちらを使うべき?

どちらを使うべきかの結論としては、

これから薄毛対策を開始していく人であれば、まずは「プロペシア」から試し、
長期に行って効果が薄ければ「ザガーロ」への切り替えを検討するのをおすすめします。

まず、プロペシアとザガーロは併用する意味はありません。どちらも薬理が同じなので、併用すると結果的に規程の量法を超える摂取をしてしまうことになります。

薄毛対策初心者にまずプロペシアをおすすめする理由としては、3つあります。

・プロペシアの方が治療で使われてからの期間が長い
 プロペシアが薄毛治療薬として認可されたのは2005年です。それに対して、ザガーロは2015年です。プロペシアの方が市場で長期で使われていて、安全性がより確認されているためです。

・プロペシアの方が副作用の発現率が低い
 プロペシアやザガーロはどちらも性欲減退、勃起障害などの副作用が低確率ですが発生する可能性があります。そして、その発現率はプロペシアの方がわずかに低いです。

・プロペシアのジェネリックが安価である
 プロペシアは特許が切れ、安価なジェネリック薬品が登場しています。ジェネリック薬品は有効成分が同じであり同等の効果が期待できます。
 プロペシアのジェネリックは1ヶ月分が3000円から4000円で入手できます。それに対して、ザガーロは、まだ2020年現在特許が切れておらず、ジェネリックが存在しないため、9000円から10000円程度となります。

以上のように、安全性や副作用の発現率、値段を考えると、プロペシア(のジェネリック)から試すのがおすすめです。

プロペシアでしっかり改善したというデータがあります。

ですがプロペシアでは効果が薄い人もいるのも事実です。ザガーロの方がプロペシアよりも改善効果が高いというデータもあるため、
プロペシアでは効果が薄かった方は、医者との相談のもと、ザガーロを試すのを検討してみてもよいと思います。